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共通テストまであと2ヶ月をきり直前期となりました。この時期からは、勉強のコスパが良い、暗記ものを増やしていく時期だと思います。そこで今日は、効果的なインプットとアウトプットの比率について話していきたいと思います!

インプットとアウトプットの黄金比

心理学者であるアーサー・ ゲイツ博士は、読む(覚える)時間と暗唱する(練習する)時間の理想的な比率があるなら知りたいと思い、ある実験を行いました。

アーサー・ゲイツの実験

ゲイツは地元の学校5クラス(対象は、小学3年生から中学2年生)を使って実験を行いました。 実験は、9分で歴史的重要人物の略歴を覚えて暗唱してもらうものです。

Aグループは覚えるのに1分48秒使い、残りの7分12秒で暗唱の練習をし、

Bグループは9分のうち、覚える時間に半分、暗唱する時間に半分さいてもらい、

Cグループは、覚えるのに8分使い、暗唱の練習は1分だけしてもらいました。

そして、3時間後に覚えているだけ暗唱してもらいました。

結果としては、約40%を覚えるのに使った時が暗唱の精度が最も高く、年長の生徒では、約3割を覚えるのに使うことが最も暗唱の精度が高くなりました。

この実験の結果から、勉強においても インプット:アウトプット=3:7 が黄金比であると言われてきました。

授業はインプット主体

高校生の勉強時間のほとんどは、学校での授業です。学校にもよりますが、一日に合計で5-6時間授業を受けています。そして、授業時間のうちほとんどが「授業を受ける」というインプットになっています。授業では、先生の話を聞いて、板書を写すインプットで終わってしまいます。そのため、授業を受けるだけでは、知識をどのように使うかまでたどり着かず、良い点数がとれるようにはならないのです。

「授業をきちんと受ければ成績が上がる」とおっしゃる先生もいますが、

「授業をきちんと受け(、かつ自分で復習や演習をす)れば成績が上がる」

が現実だと思います。

インプットとアウトプット

例えば、問題演習を行っているときは、今までの知識を使って考えるため、アウトプットですが、丸付けをして解答を見ているときはどうでしょう? 解答を理解し、新しい考え方を得られたら、それはインプットだと思います。

英語長文を読む→新しい英単語、長文の読み方の工夫を知る=インプット

数学の問題を解く→新しい解法、解答の正しい書き方を知る=インプット

このように、アウトプットだと思われる問題演習でも、本当の目的はインプットとなり、アウトプットは不足してしまいます。

アウトプットを増やすためには

先程話したように、意識していないとインプットばかりの勉強となり、内容が定着しません。

では、不足しがちなアウトプットをどのようにして増やせば良いのでしょうか?

自習時間を増やす

自習時間を増やせば当然、演習に充てる時間は増えます。問題は自習時間をどのように増やせば良いかですが、一番は自由な時間に授業を受けないことです。

もし、塾でも授業を受けたとしたら、塾で一回学校で一回授業を受けるけれども、復習が間に合わず、内容が身につかないということが起きてしまいます。受験生は受験で高校1,2年の範囲もでるので、特に復習の時間が必要となります。

知識を結びつける

インプットでも、自分の持っている知識と結びつけて理解できるのはアウトプットだと思います。

例えば、

接頭語extra(~を超えた、~の外の)について知った ordinary(普通の)という言葉の意味を知ったら、 extraordinary(普通を超えた=並外れた)ってことだったのか! 

と結びつける行為は自分で考えて行うアウトプットです。

思い出す、反芻する

もうすでに、使える時間をすべて勉強にあてていて、時間が作れない!というひとにおすすめの方法は、普段生活している時間を勉強時間に変えて、アウトプットの時間を確保することです。

お風呂に入るときやご飯を食べるときに、今日習った内容を思い出してみたり、授業を頭の中で再現してみたり。頭の中で反芻することで、紙やペンがなくとも、声を出さなくても復習が出来ます。

さいごに

最初にインプットとアウトプットの比率は3:7が良いと言いましたが、この割合は平均であり、人それぞれ異なります。なので、自分で勉強していく上で、自分に合った勉強時間の割合を探っていってみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

皆さんの受験勉強の一助となれば幸いです!!

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